カツキの日々雑記

勉強中の物事と趣味の備忘録です。

微生物のテストのための備忘録

というタイトルのようはテスト勉強。記事稼ぎみたいなとこがある。

 

真菌はヒトと同じ「真核生物」である。抗真菌薬は真菌に特徴的な部位を標的とする。

真菌に特異的な細胞膜ステロールは「エルゴステロール」であり、ヒトの細胞膜には存在しないため抗真菌薬の標的部位となる。

 

抗真菌薬は真菌症を治療するために使われる薬ですが、こういった細菌に対する薬は「ヒトの細胞にはないけど、細菌には存在する構造」などを狙い撃ちするため治療効果を発揮します。こういった性質が無ければ、ヒトの細胞と病原の区別がつかずヒトの細胞も殺してしまい病態の悪化などに繋がります。

 

ポリエン系抗真菌薬である「アンホテリシンβ」はエルゴステロールに結合し細胞膜の透過性障害によってエルゴステロール合成を阻害します。

アゾール系抗菌薬のイトラコナゾールは「シトクロムP-450」を阻害します。

 

ミカファンギンの適応症は3大深在性真菌症のうち「カンジダ」と「アスペルギルス症」である。